番組審議会だより

　北日本放送では、放送番組の向上と適正を図るため、年１０回、番組審議会を開催しています。議題は番組等に関することで、委員は８名で構成されています。北日本放送では、審議会で出されたご意見を番組制作等の参考にさせていただきます。番組審議会の模様は、「あなたとＫＮＢ」（毎月第一土曜11：38～11：45）内で放送いたしますので、ご覧下さい。

第５１８回　北日本放送番組審議会議事概要

１）開催日時
２０１３年７月９日(火) 　午後２時００分～３時００分

２）開催場所
北日本放送　１０階会議室

３）出席委員（敬称略）
委員長　　　前田　一樹（富山大学　芸術文化学部　教授）
副委員長　　棚田淳一（（株）北日本新聞社　取締役編集局長）
委員　　　　稲田　裕彦（救急薬品工業(株）　代表取締役社長）
　　　　　　室伏　昌子（フォルツァ総曲輪　チーフスタッフ）
　　　　　　矢野　茂（北陸電力（株）　常務取締役）
　　　　　　吉本　裕子（医療法人社団　吉本レディースクリニック　院長）
　　　　　　品川　祐一郎（富山トヨタ自動車（株）　代表取締役社長）
　　　　　　高田　健（（社）富山青年会議所理事長）(阪神化成工業（株）　専務取締役）

北日本放送側出席者
　　　　　　横山社長、瀧脇専務、和田常務、水野常務、佐伯技術局長
　　　　　　桐谷報道制作部長（報道担当）、神林報道制作部員
　　　　　　《事務局》　守護編成業務部長、　平木編成業務部員

４）議題

（１）２０１３年度北日本放送番組審議会委員長・副委員長選出

（２）北日本放送制作テレビ番組・合評
　　ＫＮＢふるさとスペシャル
　　「封印された男の記録～タクシー運転手殺害事件を追う～」
　　６月３０日（日）　１６：３０～１７：２５放送

（３）その他
　番組審議会規定の一部改定について
「視聴者の声」５/２１～６/２０までの視聴者対応状況について

５）審議内容
・２０１３年度の委員長・副委員長を選出した。
・北日本放送が自主制作した上記テレビ番組の合評を行った。
・番組審議会規定の一部改定について諮問し了承を得た。
・上記期間中に北日本放送に寄せられた問い合わせ、意見、要望、苦情について報告を行った。

６）審議概要

・重いテーマを取り上げた番組で、導入部分から引き込まれた。ひとつの殺人事件から社会の死角をあぶり出し、更生行政・司法制度の問題点に迫った力作だ。

・犯罪を繰り返しながらも更生に努力している人をどう救うかといった更生行政の問題点と、犯罪を繰り返す犯人像の２つのテーマが混在し、番組内容が複雑になった印象を受けた。どちらか一方にテーマを絞った方が見やすかったのではないか。

・若い頃の面影とは異なり、殺人を始め、犯罪を繰り返すに至る男の空白の過去をもっと深堀りできれば、再犯防止につながるきっかけを描けたのではないか。

・犯罪を繰り返す人間がいること、またその事件が自分の身近で起きた事件であることを改めて感じさせられ、身に迫る恐怖を感じた。再犯率を下げるための明確な解決策が見出せない現状で、これからどのような対策が考えられるのか、放送局として取材を続けて欲しい。

委員からは以上のような意見がありました。北日本放送では委員の声をこれからの番組作りに反映させることにしています

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