番組審議会だより

　北日本放送では、放送番組の向上と適正を図るため、年１０回、番組審議会を開催しています。議題は番組等に関することで、委員は８名で構成されています。北日本放送では、審議会で出されたご意見を番組制作等の参考にさせていただきます。番組審議会の模様は、「あなたとＫＮＢ」（毎月第一土曜11：38～11：45）内で放送いたしますので、ご覧下さい。

第５２７回　北日本放送番組審議会議事概要

１）開催日時
　２０１４年６月１０日(火) 　午後２時～午後３時

２）開催場所
　北日本放送　１０階会議室

３）出席委員（敬称略）
委員長　　前田　一樹（富山大学　芸術文化学部　教授）
副委員長　棚田　淳一（（株）北日本新聞社　取締役編集局長）
委員　　　稲田　裕彦（救急薬品工業（株）代表取締役社長）
　　　　　室伏　昌子（フォルツァ総曲輪　チーフスタッフ）
　　　　　吉本　裕子（医療法人社団　吉本レディースクリニック　院長）
　　　　　品川　祐一郎（富山トヨタ自動車（株）　代表取締役社長）
　　　　　高田　健（（社）富山青年会議所理事長）(阪神化成工業（株）　専務取締役）

北日本放送側出席者
　　　　　　　横山社長、瀧脇専務、和田常務、水野常務、佐伯技術局長
　　　　　　　土肥報道制作部長　小久米ディレクター
　　　　　　　《事務局》　守護編成業務部長、大西編成業務部員

４）議題

　（１）北日本放送制作テレビ番組
　　　　　　ＫＮＢふるさとスペシャル
　　　　　　「ＬＯＶＥ　ＬＥＴＴＥＲ～介護の仕事と　音楽と～」
　　　　　　５月２５日(日) 午後４時～４時５５分放送

　（２）その他
　　　　　「視聴者の声」4/21～5/20までの視聴者対応状況について説明報告

５）審議内容
　・北日本放送が自主制作した上記テレビ番組の合評を行った。
　・上記期間中に北日本放送に寄せられた問い合わせ、意見、要望、苦情について報告を行った。

６）審議概要

・主人公を通じて、認知症の介護の実情、音楽とのかかわり、家族の大切さなどわかりやすく、よく描けていた。全体の構成もわかりやすく、主人公が自分の言葉で語るひとことひとことに重みがあり、がんばっている人の姿に感銘を受けることが出来た。

・テーマが複数あった分、盛り込みすぎた感じがした。主人公が認知症ケアの研修を受けた際に何を感じとったのかなどの描写が弱く物足りなさを感じるところが見られた。認知症ケアならそのひとつにテーマを絞って深く踏み込んだ取材をしたほうがよかったのではないか。

・同一主人公のラジオ番組（『Ｉｎ　Ｍｙ　Ｌｉｆｅ～介護の仕事とビートルズと～』）と比較して、音の世界だけの主人公像が映像として見られたことで、テレビの良さを感じた。また、音だけが作るラジオの強みを改めて感じた。

委員からは以上のような意見がありました。北日本放送では委員の声をこれからの番組作りに反映させることにしています。

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