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アナウンサーブログ

☆GWもサッカー日和☆その1

高校サッカー 2018/04/30
皆様GWいかがお過ごしですか。
海外や県外で羽根を伸ばしている方、また家でのんびり家族との時間を楽しむ方、
そして私と同じように変わらず仕事という方もいるでしょう・・・がんばりましょうね!笑
大型連休中、好天に恵まれている県内では高校生たちの熱い戦いが繰り広げられています。

まずは県内の8校が参加する富山県1部リーグのT1リーグ。
この日は日医工グラウンドで開催されたT1リーグ第4節、水橋高校vs高岡第一の一戦を視察。
ここまで3戦全勝で11得点、1失点と強さを見せ、リーグ首位を走る県内屈指の強豪校・水橋。
対する高岡第一は、1勝2敗となかなか調子が上がらないなか迎えたこの試合。


試合は序盤からそれぞれのスタイルを出したゲーム展開に。
④吉田真、⑪森寛太の最終ラインから長短のパスを使い分け、ボールを支配しながらゲームを進める水橋。
一方の高岡第一はパスの出所をしっかりケアし、球際も激しい守備を見せ、水橋に自由を与えません。


両チームなかなか決定的なチャンスを作れない中、迎えた前半16分。
ボールを受けた高岡第一のMF⑧稲垣隼がPA手前からミドルシュート。
水橋GK①欅皓哉も思い切り体を伸ばしますが、放たれたボールは美しい軌道でゴールに吸い込まれ、高岡第一が先制。

先制点を挙げた高岡第一は勢いそのままに、ボールを奪ってからの素早い攻撃で幾度とチャンスを作ります。キャプテン⑩水落健斗の相手の嫌なところを突く正確なパス、またFW⑨木口フェリペが強靭なフィジカルを武器に何度も水橋DF陣を脅かしていました。

1点を追う水橋もエース⑭長田歩、⑨佐々康成、⑧徳本凌太ら攻撃陣が切れのあるドリブルからサイドを崩そうとしますが、なかなか決定機は作れず、1-0で高岡第一リードのまま前半終了。

追いかける水橋は、後半に小柄ながら独特なリズムのドリブルが武器の⑯笠原涼太、これまでの試合でスタメン出場していたMF⑥亀島正法を投入し、攻撃の活性化を狙います。
後半14分には、CKのこぼれ球を⑩島崎裕也が強烈な右足のボレーシュート。
しかしこれは高岡第一の守護神GKの①宮嶋廉が好セーブでピンチを防ぎます。
このまま水橋がペースを握るか・・と思われましたがその直後。
先制点を挙げた高岡第一⑧稲垣がドリブルでPAに侵入。混戦の中こぼれたボールを⑪杉野智哉がゴール右にうまく流し込み、追加点。押し込まれる時間が長くなっていた高岡第一がリードを広げます。



俄然苦しくなった水橋は、フォーメーションを変更し、より攻撃に人数をかけて得点を取りにいきます。
そして後半25分、水橋のエース⑭長田がFKを獲得。
ゴールほぼ正面の位置、思い切り振りぬいたシュートはまっすぐゴールネットに突き刺さり、頼れるエースの得点で水橋は1点差に詰め寄ります。
ここまでピンチを防いできたGK①宮嶋もこれはノーチャンスだろうと思うような、素晴らしい弾丸シュートでした!

(注:得点が決まったのは別の位置からのFKです)

残り20分はまさに一進一退の攻防が続きます。
同点、さらには逆転を狙う水橋は攻撃の手を緩めることなく、何度も高岡第一ゴールに迫ります。しかし高岡第一も選手全員が体を張り、気持ち溢れる守備でゴールを割らせません。

最後の最後まで気が抜けない一戦は、このまま高岡第一が守りきり、試合終了。
前節は富山第一3rdに1-3と敗れてしまった高岡第一でしたが、課題のあった守備面をしっかり修正し、首位の水橋相手に勝ち点3を掴み取りました。
高岡第一はどの選手も気持ちが前に出ていて、1点差になってからも粘り強い守備が崩れなかったことがこの勝利に繋がったのかなと感じます。
ここから調子を上げて、リーグ戦でも上位に食い込んでくるのでは。

またこの試合は惜しくも破れてしまった水橋ですが、選手個々の能力の高さは県内屈指。
更にチームの成熟度が増していけば、ボールも人もよく動く水橋のサッカーはより多くの人を魅了してくれるはず。
もちろん悔しい敗戦だったことは間違いないと思いますが、そこは強豪・水橋。
このタイミングでの敗戦を、夏の総体や冬の選手権に向けてより強力なチームになるための糧にしてくれると思います。


熱い中の試合、選手の皆さんお疲れ様でした。次回は、全国の強豪としのぎを削る富山第一高校の一戦について取り上げます。
  • ことばの泉
エチュー