きょうの『いっちゃん☆KNB』でお伝えした、このなんともいえない愛くるしい表情の「クタベ」を皆さんは知っていましたか?
いまSNSで話題の富山・立山に縁のある霊獣なんです!
わたしも今回のロケで始めてその存在を知りました・・
クタベが注目を集めたキッカケは『ゲゲゲの鬼太郎』でおなじみの漫画家・水木しげるさん。水木さんが生前に描いた3匹の妖怪のイラストがツイッターに投稿され、注目を浴びています。(投稿アカウントは水木プロダクション)
いったいなぜこのタイミングで投稿されたのかというと・・・
どの妖怪も「その姿をみたものは、災厄から逃れられる」といった言い伝えがあるからだそう!
その中には、妖怪は「姿を書き写し、人々に見せれば難を逃れるだろう」と告げたとされています。
心配や不安な日々が続く今、新型コロナウイルスの感染拡大が少しでも早く終息してほしいという思いが込められた投稿なんです。
そんな中、「クタベ」の模型が展示されているという立山町芦峅寺にある立山博物館へ!
森山さん(立山博物館主任)よると、クタベは「人の顔」と「獣の体」を持ち、予言を伝える霊獣だそう。
ただそこで目の当たりにしたのは、SNSで見た姿とは似ても似つかぬ衝撃的な「クタベ」の姿でした。笑
「クタベ」は今から200年ほど前の文献にその存在が記されているのですが、模型とはやはり大きな違いが・・
しかし!!立山博物館の「クタベ」ももちろん実際の資料を基に製作したものなんですよ!
大正11年に出た「奇態流行史」という本の中には、模型そっくりのクタベの姿があるんです!
森山さんによると、霊獣の存在は言い伝えによって受け継がれてきたということで、口承の間にどんどんその姿が変化していったとのこと。まるで伝言ゲームのようですね。
最初はその姿に大変驚かされましたが、じーっとみているとだんだん愛着が湧いてくるといった不思議な魅力のある「クタベ」
ここ数日、県内では新型コロナウイルスの感染者が増加していたこともあり、わたし自身も先の見えない不安によって胸が押しつぶされそうな心境が続いています。
そんな状況の中でも、立山博物館の「クタベ」を見るとほんの少し心が和らいだように感じました。
いまは大勢が集まる場所へ行くのも難しい状況ということもあり、今回はその姿を写真でおさめてきましたよ!
「自分ひとりくらいなら大丈夫・・」といった甘い心を捨て去り、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためにも休日は大人しく過ごそうと思います!
富山に縁ある霊獣「クタベ」の力も借りながら、今こそ富山県民全員が力を合わせてなんとかこの状況を乗り越えていきましょうね!!
【余談】
私事ですが、4月3日に誕生日を迎え28歳になりました!
アナウンサーとしてはこの春6年目に!1年経つのが本当に早いです…
そして同期の山下アナウンサーから今年も誕生日プレゼントをもらいました!
いわゆるオーダーメイドマカロンというもので、私の大好物のマカロンには…祝福のメッセージや好きなキャラクターのイラストまで!本当に食べるのがもったいない…センスの良さに同期ながら脱帽です笑
木・金曜の『いっちゃん☆KNB』を同期コンビで担当してから2年目になりました!
去年以上に面白く、わかりやすく、富山をもっと好きになる!そんな放送がお届けできるように一層頑張っていきます!皆さん新年度もよろしくお願いします!