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追悼 青木新門さん「もうひとつのおくりびと」

2022/08/12
小説「納棺夫日記」などで知られる富山市在住の作家、青木新門さんが、8月6日、85歳で亡くなりました。



「納棺夫日記」は遺体を棺に納める「納棺」など葬儀の現場での体験をつづった作品で、2008年に日本映画で初めてアメリカ・アカデミー賞の外国語映画賞を受賞した、高岡市福岡町出身の滝田洋二郎監督が手がけた映画「おくりびと」の原点になりました。
KNBラジオでは、2009年に青木新門さんへのインタビューを元に制作した特別番組「青木新門が語る~もうひとつの「おくりびと」~」を追悼の思いを込めて8月14日(日)午後4時からアンコール放送します。

この番組は青木新門さんの半生を中心に構成していて、長年「納棺師」として死と向き合ってきたからこそ言える「死というものの」のありようや「生きることの意味」を青木新門さん自身の言葉で語っています。私も新門さんに何度かお会いして話を伺ったことがありますが、「死」と向き合い「死」を受け止めることで「命」の輝きを感じることができると教えていただきました。苦労多き人生を歩いてきた新門さんの言葉はずしりと心に響くのですが、一方でユーモアを忘れず少年のような笑顔が素敵な方でした。



13年前の番組ですが、戦争や新型コロナ、信じられないような事件・事故が相次ぐ毎日を生きる私たちに、青木新門さんは「命のバトン」をつなぐことの大切さを伝えています。
KNBラジオ追悼アンコール放送「青木新門が語る~もうひとつの『おくりびと』」
8月14日(日)午後4時~午後5時放送。ご家族皆さんで聞いていただきたい番組です。
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