雨やどり



■11月28日(日)午後4時30分~5時27分放送
「雨やどり」
富山県高岡市にある古い一軒家。「ひとのま」と名付けられたコミュニティハウス。
カギはいつでもあいていて、一日300円の利用料を払えばだれでも自由に使うことができます。
集まってくる人たちの多くには、ある共通点が。
不登校の子どもたち。家出してきた女性。刑務所から出所したその足でやってきた年配の男性。
みんなが「生きづらさ」を抱えているのです。
運営するのは宮田隼さん。「ひとのま」にやってくる人たちと楽しげに言葉を交わし、それぞれの相談にものります。
就職のアドバイス、身元引き受け、ときにはDV被害を相談に来た女性とともに支援施設を訪れることも。
「家を開けているだけ。支援はしていない」と笑いながら話す宮田さんですが、じつは彼にも「生きづらさ」にじっとひとり、耐えていた過去がありました。
さまざまな事情を抱えた人たちが身を寄せ合うように集まる「ひとのま」。
きょうも生きづらさを抱えた人たちが玄関をあけてやってきます。
人生の冷たい雨のなか、雨宿りができる屋根を求めて・・・。