あっという間に桜の樹は薄桃色の装いからフレッシュな緑へと変わりました。新年度が始まって2週間が過ぎました。みなさんいかがお過ごしですか？この春、生活環境が大きく変わったという方も多いと思います。慌ただしく緊張が続く毎日なので、疲れをためずにゆっくりと心と身体を休める時間を持ちたいですね。



私は先日、久しぶりに映画館で映画を観てきました。直木賞作家・重松清さんのベストセラー小説を、阿部寛さんと北村匠海さんの共演で実写映画化した「とんび」。昭和・平成・令和と時が流れる中で、幾度途切れても必ず繋がっていく親子の絆を描いた作品です。2時間20分近くある長い映画ですが、阿部寛さん演じる不器用なお父さんの姿に、親としての自分の思いが重なって涙が止まりませんでした。一緒に観に行った高校生の娘は、北村匠海さん演じる、反抗しながらも父親への愛にあふれる息子の姿にいろいろ感じることがあったようです。泣きすぎて疲れましたが心は温かくなってリフレッシュできました。

　（映画館にあったフリーペーパーの表紙はとんびの二人）

さて、新年度も毎週木曜午後のKNBラジオの生放送、「でるラジ」ではさまざまなジャンルで活躍する方に未来への思いを語ってもらうインタビューコーナー「VISION the TOYAMA」を放送しています。これまで出演されたゲストの紹介が途中でストップしていたので1月にさかのぼってお伝えしますね。

1月20日は富山駅北でゲストハウス「いるかホステル」を経営する荒木まどかさん。作家、村上春樹さんの大ファンでゲストハウスには村上春樹作品が400冊近くも棚に並んでいます。コロナ禍の中、地方への移住や働きながら旅をする人も増えてきて、「いるかホステル」には1年以上宿泊（住んでいる）人もいるとのこと。「いるかホステル」に泊まった人が富山を気に入ってもらえれば、富山に恩返しができると笑顔で話す荒木さんでした。

1月27日はガラス作家、吉田薫さん。舟橋村に自身の工房を構えガラス作品の制作や教室を開くとともに、富山ガラス作家協会の共同代表も務めておられます。ガラスに携わって30年以上。ガラスの街とやまをずっと支えてきた方です。吉田さんは富山のガラスの魅力をもっと知ってもらって、富山にガラスがあることを誇りに思ってもらえるように頑張りたい。暮らしの中にガラスを取り入れてワクワクしてもらいたいと話していました。

今週4月21日（木）のでるラジは、私は日本テレビ系列のアナウンス責任者会議に出席するのでお休みし、小林アナウンサーが担当します。「VISION the TOYAMA」は生きづらさを抱えている子どもや若者、そしてその家族が安心して暮らしていくための支援をしている砺波市の一般社団法人「Ponteとやま」の代表理事、水野カオルさんのお話を事前に収録したものをお送りします。

「VISION the TOYAMA」での様子を収録した動画をKNB公式YouTubeで公開しています。ぜひご覧ください。チャンネル登録もよろしくお願いします！